2020年6月15日月曜日

電気器具の発熱発火事故防止

<白熱電球による発火>
最近、LED照明の普及で発熱の大きな白熱電球などはほとんど使用されなくなっていますが、めったに使わないため逆に物が燃えるほど熱くなるなど知らなかったという若い人もいるようですので、注意が必要です。
白熱電球で60WタイプのLED電球は5~7Wくらいの消費電力の物が販売されています。ということは60W白熱電球は光のエネルギーとしては5W程度、残りの55Wは熱エネルギーとして放出されていたことになります。白熱電球に紙などの燃えやすいものを接触させたり近づけると焦げて燃え上がります。LEDでも多少は熱になりますが、家庭用の電球タイプではせいぜい1~3W程度が熱になるので白熱電球ほど危険ではありません。(触ると火傷する可能性はあります)
省エネのためにも白熱電球は極力使わない事が発熱発火防止になると思います。もちろんLEDだからと言っても熱も出ますし、出力の大きなものは放熱が悪ければ事故になる可能性もあるので注意してください。

<接続部の緩みによる発熱>
ドライヤーなどの家電製品のプラグが熱くなっているなどの経験がありませんか?特にコンセントが緩くなっていてプラグが抜けやすい場合などです。プラグとコンセント(アウトレット側)の金具との接触が点接触になっていると、その部分が抵抗になって発熱します。
例えば抵抗値が0.1Ω(オーム)程度でも、10A流れれれば、1Vの電位差、
10A×1V=10Wの発熱量になります。半田ごてなど10W程度の物でもかなり熱くなるので、10Wがバカにできない発熱量であると認識してください。
電源プラグを自分で修理などしてネジが緩むと同様に発熱します。長時間発熱すると周囲のプラスチックが炭化して燃えやすくなり火災になることもありますので、コンセントやプラグの緩み、端子のネジの緩みなど十分注意してください。AC100Vだけではなく、自動車など12Vでも電流が大きいと発火する危険がありますので、自作などされる方は十分ご注意ください。

<トラッキング現象>
電気火災で有名な現象です。電源プラグや機械の内部などに埃がたまり、埃が吸湿するなどで電流が流れ発熱、周囲が炭化して発火に至る現象です。
冷蔵庫や洗濯機、テレビなど電源プラグを差したままの器具は時々点検してください。特に梅雨の季節などに発火事故が多い様です。
木工用の電動工具なども要注意です。おが屑が付着したままで気が付かづに電流が流れ、そのままおが屑が発熱発火することも考えられます。

以上、電気による火災を防ぐには、緩くなったコンセントなど古い器具を交換する。埃がたまらないように点検をする。自作などではたとえ電圧が低くても端子が緩まないようにするなど必要です。

また、出来ればコンセント、テーブルタップなどは万が一発火しても延焼しない様な場所に設置するなど工夫した方が良いと思います。特に普段目の届かない倉庫や車庫などは延焼しない工夫が重要と思います。

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